映画とは?その歴史は?改めて説明してみます。
- 2018.06.03
- 趣味関連
映画と聞いても、日常よく聞くワードなので、具体的に何?と確認することはありませんが、今回は、改めて、映画について説明してみようと思います。
【目次】
1.映画とは
2.映画史
3.映画産業
4.原作と映画の関係
映画とは、長いフィルムに高速度で連続撮影した静止画像(写真)を映写機でスクリーンに連続投影することで、形や動きを再現するものを指します。別途、活動写真、キネマ、シネマとも言う場合があります。
ちなみに、リュミエール兄弟が開発したシネマトグラフの「シネマト」から、シネマは派生したと言われています。
また、フィルムではなくビデオテープなどに磁気記録撮影されたものや映画館で上映される動画作品全般についても、慣例的に映画と呼ばれていますが、本来の映画とは、やや異なる分類になるようです。
映画は19世紀に生まれ、20世紀に大きな発展を遂げた、いわゆるまだ新しい芸術です。20世紀から21世紀にかけての科学技術や産業の大きな発展、社会の変容を受けて、今の映画は、リュミエール兄弟が発明した当時とは大きく異なる様相を見せています。
映画表現において大きな画期となったのは、1920年代の「トーキー」の登場、それに続いて行われたいわゆる「総天然色」映画の登場が画期的であったといわれています。例えば、今では「トーキー」以前の形式である「サイレント」が新たに発表されることはほぼありませんし、また、今「モノクロ」で撮影された映画が発表されることは極めてまれである。
20世紀前半に行われたこれらの映画技術の進展とは異なり、20世紀後半の映画技術の発展は映画表現の多様性を増す方向に作用したと言われています。
戦後、普及した映画の撮影技法には、例えば「特殊撮影」「アニメーション」「コンピュータ・グラフィクス」が挙げられます。これらの新たな撮影技法は、それ以前の方法を駆逐することによって普及したのではなく、それが登場する以前の撮影技法と共存しながらも、独自の分野を成す形でそれぞれの発展を遂げている。
1970年代からはVTRが普及しましたが、フィルムとビデオとの基本的な表示方式の違いから映画は35mmフィルムによる撮影が一般的でした。
21世紀に入った頃から商業作品もデジタルビデオカメラで撮影され、フィルムを使わずコンピュータ上で編集される例が増加しています。
映画産業は、アメリカでは「不況に強い」産業言われています。また、ビデオやDVDの普及、ファイル共有ソフトの普及が「映画産業のライバル」といった考えは間違いであり、現実では観客動員数は減るどころか、逆に増えているようです。こうした観客動員数の増加については、「大画面で見た方が楽しめる大作を作ることによって、観客の足を映画館へ運ばせている」との指摘があります。
しかしながら、移民の増加によって人口が増え続けているアメリカで観客動員数が増えているからと言って、それが直ちに映画産業の好調を示すものではありません。映画産業も他の産業同様、全体として需給のバランスが崩れ始めれば衰退が始ます。需給バランスの客観的な指標としては、観客動員数や総興行収入や全国のスクリーン数ではなく、国民一人当たりの年間映画館利用回数を用いるべきだという指摘もあります。
原作を映画は超えることができないとか、原作を台無しにしたとか、原作と映画の間には越えがたい問題があると言われています。文字にはできないこと、映像にはできない事がそれぞれあるからです。
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