初心者でもわかるNBA情報!

初心者でもわかるNBA情報!

NBAは、National Basketball Association、ナショナル・バスケットボール・アソシエーションの略ですが、今回は、初心者でもわかる内容にて説明したいと思います。

【目次】

1.NBAとは
2.概略について
3.歴史
4.所属チーム
5.その他

1.NBAとは

NBAは、National Basketball Association、ナショナル・バスケットボール・アソシエーションの略で、30チームの内29チームがアメリカ合衆国、1チームがカナダを本拠としており、北米4大プロスポーツリーグの一つである。1946年6月6日、ニューヨークで設立。当初は、BAA (Basketball Association of America) という名称だったが、1949年の秋に、NBAという名前に改称した。

2.概略について

アメリカ合衆国とカナダに全30チームがあり、東西2つのカンファレンス、さらにそれぞれ3つのディビジョン(各5チーム)に分かれて、10月から翌年4月までレギュラーシーズン82試合が行われる。その結果次第で、ポストシーズンが行われ、次に、カンファレンス優勝チーム間でファイナルが行われ最終的にシーズンのチャンピオンが決定する流れになっている。

レギュラーシーズン

レギュラーシーズンは10月の最終週に開幕する。レギュラーシーズンでは、各チームは全82試合を行う。41試合をホームで、41試合をアウェイで戦うこととなる。同じディビジョンの4チームとは4対戦(ホーム2、アウェイ2)で合計16試合を戦う。同カンファレンスで、他ディビジョンのチームとの対戦は、6チームと4試合(24試合)、残りの4チームと3試合(12試合)、合計36試合を戦う。異なるカンファレンスの15チームとは、2対戦(ホーム1、アウェイ1)し,合計30試合を戦う。
レギュラーシーズン終了後、各ディビジョン内の勝率1位、及びそれらのチーム以外でカンファレンス内の勝率上位5チームが、東西それぞれのカンファレンスで4戦先勝方式のプレーオフトーナメント、いわゆる「プレーオフ」を行う。

ポストシーズン(プレーオフ)

ポストシーズンはカンファレンス内の順位で組合せが決定し、それぞれ対戦する2チームで勝率が高い方に、一方のチームより1試合多くホームゲームを戦える「ホームコートアドバンテージ」が与え、各ラウンドは4勝したチームが勝ち抜ける。A(1位 – 8位)、B(2位 – 7位)、C(3位 – 6位)、D(4位 – 5位)の組み合わせで1stラウンドを戦い。カンファレンスセミファイナルは、A-D、B-Cで対戦し、それぞれの勝者でカンファレンスファイナルを戦う。

ファイナル

両カンファレンスを優勝したチーム同士で行われる決勝は「NBAファイナル」が行われる。
ファイナルもレギュラーシーズンの勝率の高いチームが「ホームコートアドバンテージ」を獲得し、ファイナルでは、ホーム、ホーム、アウェイ、アウェイ、ホーム、アウェイ、ホームで試合が進められる。

3.歴史

創成期
NBAはバスケットボール誕生から約半世紀後に創設された。
創設の目的はプロアイスホッケーに利用されるアリーナの空き時間を埋めるためであり、1946年11月1日に、トロント・ハスキーズ対ニューヨーク・ニッカボッカーズが、初めて試合が行われた。
1946年 BAA創設当初、参加チームは11。
1949年 ライバルリーグであったNBLを吸収合併し、NBAに名称を変更。参加チームは17。

1950年代
NBLの吸収で17チームにまで膨れ上がったNBAだが一時期人気は停滞し、1954年には8チームにまで減少した。このような状況を打破すべく、試合のテンポを早くし、より娯楽性の高いものとした。

1954年 24秒バイオレーションルール(ショットクロック)を導入。

1960年代
NBAは60年代末には傘下チームを14に増やすなどしようやく軌道に乗り始めたが、1967年にはライバルリーグABAが誕生した。

1970年代
70年代前半は大都市のロサンゼルス・レイカーズとニューヨーク・ニックスが3回NBAファイナルで対戦して人気を博したが、70年代前半から中盤にかけ薬物などの蔓延によりNBAの人気は低迷し、またABAとの競争のための事業拡大はリーグ全体の質の低下を招いた。

1976年 ABAが消滅。ABAの4チーム、サンアントニオ・スパーズ、デンバー・ナゲッツ、インディアナ・ペイサーズ、ニューヨーク・ネッツがNBAに加入し、チーム数は22に。

1980年代
この頃、マジック・ジョンソンとラリー・バードの登場。両者のライバル関係はリーグを活性化させ、1980年代のNBAファイナルはジョンソンのロサンゼルス・レイカーズとバードのセルティックスのいずれかが争った。またマイケル・ジョーダンら次世代を担うスター選手らが続々とNBA入りを果たしたのもこの時期であり、NBAの人気は加速度的に増していき、チーム数は27にまで増加する。

1990年代
ジョーダン率いるシカゴ・ブルズがリーグを席巻し、2度の3連覇、6度の優勝を果たしたが、90年代は選手の年俸が高騰した時期でもあり、ブルズが2度目の3連覇を果たした1998年にはロックアウトが起き、開幕が大幅に遅れ、シーズンが短縮される事態に陥った。

2000年代

2000年代は海外出身選手も急増。
2004年 田臥勇太がフェニックス・サンズに入団。

4.所属チーム

イースタン・カンファレンス

アトランティック
ボストン・セルティックス
ブルックリン・ネッツ
ニューヨーク・ニックス
フィラデルフィア・セブンティシクサーズ
トロント・ラプターズ

セントラル
シカゴ・ブルズ
クリーブランド・キャバリアーズ
デトロイト・ピストンズ
インディアナ・ペイサーズ
ミルウォーキー・バックス

サウスイースト
アトランタ・ホークス
シャーロット・ホーネッツ
マイアミ・ヒート
オーランド・マジック
ワシントン・ウィザーズ

ウェスタン・カンファレンス

サウスウェスト
ダラス・マーベリックス
ヒューストン・ロケッツ
メンフィス・グリズリーズ
ニューオーリンズ・ペリカンズ
サンアントニオ・スパーズ

ノースウェスト

デンバー・ナゲッツ
ミネソタ・ティンバーウルブズ
オクラホマシティ・サンダー
ポートランド・トレイルブレイザーズ
ユタ・ジャズ

パシフィック
ゴールデンステート・ウォリアーズ
ロサンゼルス・クリッパーズ
ロサンゼルス・レイカーズ
フェニックス・サンズ
サクラメント・キングス

5.その他

日本向け放映権は2017-18シーズンより楽天が独占放映権を取得し、Rakuten TVで週9試合日本語実況を行っている。他にはWOWOWで週に5試合程度、NHK BS1で週に2-3試合程度放映されている。