返品理由に時代を感じる食品業界
- 2017.08.15
- 食品業界
食品を扱っていると、どうしても返品したい、という方が、必ずおられます。
理由で昔多かったのは、味が好みに合わないから、未開封のものだけでも返品してほしい、とか、購入した時は全部食べられると思ったけど、商品が届いたら、あまり沢山の量なので、(一部)返品したい等、様々ですが、近年はかなり様子が変わってきています。
まず、返品を希望される方が本人でないケース!これは結構困ります。私たちはご本人から依頼を受けてご注文を受けているわけで、それを、ご本人以外から返品希望と言われるとそれを受けていいのか?否か?
でもその理由が自明になると、返品やむなしというのが割と多いことがわかります。
返品希望者が、ご家族もしくは施設の管理人の方だったりする場合が多いからです。
その方いわく、注文した本人は、あまり塩分もしくは糖分を取ってはいけない体調の為、食事制限を受けている、しかしながら、今やインターネットや携帯などで、他人に知られることなく、注文することが可能!(しかも24時間)受け取るときに注意さえしていれば、誰かにばれずに自分の食べたいものが手に入る時代なのです。
しかしながら、こういうご注文に限って、ご本人不在中もしくは、誰かにいるときに商品が届けられたりするらしく、結局は、関係者に止められ、我々にその旨伝えられる…。
昔はこんなことあまり聞かなかった!つまり、以前に皆さん、うまい具合に入手してこっそり食べていたのか?またまた、注文すらできなかったのか?毎回、このことが起きる度、なかなか複雑な心境になります。
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